この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。


「八つ当たりも、お父さんなりの意思表示だったんだ。まぁ、だからって美羽を傷つけていい理由にはならないけど……」


「お父さんなりの……意思表示……」


「家族の絆は、簡単には壊れないと……俺は思う。美羽が望むのなら、いくらだって繋ぎ合わせることができる」


どうしてなのか、棗くんは迷わずにそう言い切った。

棗くんにもあったのかな、家族の……絆の強さを感じるような出来事が。


「大切だから、美羽はそんなに苦しんでるんだろう?」

「あ……」


そうだ、どんなに悲しくても、苦しくても……。

私の中には、お父さんと一緒に生きていきたいって気持ちが消えずにあった。

これは、棗くんの言う通り、私がお父さんのことを大切に思ってるからなんだ……。


「一人で怖いなら、一緒にいる。だから、美羽が一番幸せになれる道を探すんだ」

「棗くんの言葉は……いつも、私に光をくれますね……」


悩んでいた気持ち、暗い未来さえ、明るくなったみたいに感じる。


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