この空の彼方にいるきみへ、永遠の恋を捧ぐ。
「うん、美味しい……」
なにより、誰かの手作りご飯を食べるのは久しぶりだ。
それに、自然と笑顔が零れる。
「俺も、料理を成功させたのは初めてだよ」
「ぷっ……先輩、これ何度見てもカオスです!」
なんだか、この黒いお粥を見てたら元気が出てきた。
だって、こんなの普通、出来上がらないって。
「美羽、笑ったな?」
「はいっ、笑っちゃいました」
棗くんのおかげで、笑えるんですよ……。
棗くんがいるから、笑顔になれた。
「まぁ、その笑顔が見られたからいっか」
棗くんは笑って私の頭をワシャワシャと撫でる。
「美羽、これ市販薬だけど風邪薬だよ」
「ありがとうございます」
棗くんから薬を受取って、飲み込む。
箱も空いてなかったし、寝てる間に買いに行ってくれたんだ……。
「ぐっすり寝たら、きっとすぐに良くなるよ」
「はい……」
もう一度横になれば、棗くんに優しく髪を梳かれる。
それに、瞼が重くなるのを感じた。