その唇で甘いキスをして…
ジョウさんとホテルに戻ると
ハルさんがお見舞いに来ていた。

「そんな身体でどこに行ったんだ?」

ハルさんはアタシがカオルに会いに行ったとわかってる。

「すいません。少し風にあたりたいってジュンが言うからクルマで一回りして来ました。」

ジョウさんはアタシのために嘘をついたけど

多分ハルさんにはお見通しだ。

ハルさんはアタシのオデコにその綺麗な手をあてる。

「熱下がってないだろ?」

「ハルキさん、今夜は頼みます。」

ジョウさんが気を利かせて外に出て行った。

アタシはハルさんと2人になる。

空気が重たかった。

ハルさんはアタシをベッドに寝かせる。

そしてキスをする。

裏切ったアタシを責めるように
優しすぎる軽いキスをする。

「ハルさん、抱いて。」

アタシは熱のある身体でハルさんを誘う。

ハルさんが抱いてくれないと不安に押しつぶされそうで…

「無理だろ?身体良くなったらな。」

それでもアタシはハルさんの身体を離さない。

シャツのボタンを1つずつ外して
その愛しい胸にキスをする。

ハルさんは黙ってそれを受け入れる。

そしてハルさんの弱い場所に触れると

「お前の舌が熱くておかしくなる。」

とアタシの脚を開いた。



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