その唇で甘いキスをして…
ハルさんのいない夜
カオルのギブスが外れて
カオルは家を出て行った。

アタシに普段の生活が戻った。

ハルさんはカオルが出てった夜、

「淋しいか?」

とアタシに聞いた。

アタシは

「やっとハルさんに甘えられる。」

とハルさんにキスをした。

ハルさんはリビングのソファーでアタシを抱いて

ハルさんに骨抜きにされたアタシの身体を抱き上げて
ベッドまで運んだ。

「来週からまた出張だ。」

「今度はどこ?」

「福岡に一週間。」

「そうかー。」

「一緒に行くか?」

「お店もあるし…
ジョウも学校がある。」

「だよな。」

ハルさんはアタシの胸にキスをして

「浮気するなよ。」

って切ない声で言う。

アタシはハルさんの髪を掻き上げて
その髪にキスをする。

「浮気できないようにハルさんが気持ちよくして。」

そう言ってハルさんの指にキスをした。

ハルさんはその指をアタシの口の中に差し込んだ。



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