その唇で甘いキスをして…
知らないうちに寝てしまったみたいで
目を覚ますとハルさんがアタシの手を握ったまま眠っていた。
アタシがハルさんの髪に触れると
ハルさんが目を覚ました。
「熱下がったか?」
ハルさんがアタシのオデコに手を当てる。
「大丈夫だよ。」
「まだ少しあるな。」
「帰らなくていいの?」
帰って欲しくないと思いながらそう聞くと
「帰って欲しいか?」
とハルさんが聞き返した。
アタシにはハルさんを引き止める資格はないけど…
「ううん…」
と答えてしまった。
ハルさんはシャツを脱ぐとアタシの隣に寝転んだ。
「ハルさん…ごめんね。
ありがとう。」
ハルさんがアタシの頰に触れる。
「謝るなよ。」
そう言って抱きしめてくれた。
この時間が永遠に続けばいいと思った。
アタシがハルさんを見つめると
ハルさんはアタシにキスしてくれた。
「オレが悪かったよ。
あの日…お前を帰した事は…間違ってた。」
それでももう元には戻れない。
アタシがカオルと寝た事実は変えられない。
それでもアタシはハルさんが離れていくのに耐えられそうも無くて…
「カオルの言った事だけど…
嘘だよ。
カオルの身体は治ってない。」
アタシはハルさんにもカオルにもどうしようもなく狡いウソをついた。
目を覚ますとハルさんがアタシの手を握ったまま眠っていた。
アタシがハルさんの髪に触れると
ハルさんが目を覚ました。
「熱下がったか?」
ハルさんがアタシのオデコに手を当てる。
「大丈夫だよ。」
「まだ少しあるな。」
「帰らなくていいの?」
帰って欲しくないと思いながらそう聞くと
「帰って欲しいか?」
とハルさんが聞き返した。
アタシにはハルさんを引き止める資格はないけど…
「ううん…」
と答えてしまった。
ハルさんはシャツを脱ぐとアタシの隣に寝転んだ。
「ハルさん…ごめんね。
ありがとう。」
ハルさんがアタシの頰に触れる。
「謝るなよ。」
そう言って抱きしめてくれた。
この時間が永遠に続けばいいと思った。
アタシがハルさんを見つめると
ハルさんはアタシにキスしてくれた。
「オレが悪かったよ。
あの日…お前を帰した事は…間違ってた。」
それでももう元には戻れない。
アタシがカオルと寝た事実は変えられない。
それでもアタシはハルさんが離れていくのに耐えられそうも無くて…
「カオルの言った事だけど…
嘘だよ。
カオルの身体は治ってない。」
アタシはハルさんにもカオルにもどうしようもなく狡いウソをついた。