クールな御曹司にさらわれました
「そうだ、おまえの名前はタマとしよう」

「は?」

たった今アイコンがどうのとか言っていたくせに人に猫みたいなあだ名とかつけます?
しかも、あだ名つけ合うほどフレンドリーな仲じゃないっつうの!

「まずはおまえという全人格の否定から入ろう。そのためにおまえはタマとして生まれ変われ。じっくり俺が教育してやろう」

にっと笑うと地獄出身の大悪魔・羽前尊は今度こそ出て行った。
あの男、たぶん本気で私を借金のカタに嫁入りさせる気だ。

なんてこと。なんてこと。
私はへたり込んでしばらくドアを見つめていた。

真中妙、父親の悪行により、人生がぶっ壊されそうになっております。





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