クールな御曹司にさらわれました
「考えても見ろ。天塩にかけた娘を遠い海の向こうへ嫁に出したい資産家の親がいるか?そこをいくとおまえはほぼ天涯孤独」
なんて失礼な言い草だろう、当たってるけれど。間違ってないわ、うん。
「しかも、教養については白紙の状態だ。一から教育するのに適しているし、御台寺に調べさせたデータではおまえの中高大学の成績は悪くない。特に高校は学年で10位以内。おあつらえ向きだと思ったんだ」
学校の成績に関しては、奨学金のために死ぬ気だったことと、自分で生活費を稼ぎながら学校に通っていた手前、絶対に留年できないと思っていただけだ。
見込まれるような要素じゃないんだけどなぁ。
「ま、一番は我が家に多大な負債があるってことだけどな」
説明を試みようとしていた私はうぐっと詰まった。
負債。そうですね、うちの父の作った負債ですね。
「わかるか?おまえは俺にとって、格好の獲物だったんだ。おまえの父親を捕まえることが急務なのは確かだ。しかし、おまえを嫁入りさせた方がメリットがでかいことも事実。最高の結末はどっちも叶うことだがな」
「いっ嫌ですよ!私、絶対父を探し出して謝罪させますので!そうしたら、約束通り自由にしてください」
尊さんはにやっと微笑む。
その顔は綺麗な分、ものすごく悪そうにも見える。
なんて失礼な言い草だろう、当たってるけれど。間違ってないわ、うん。
「しかも、教養については白紙の状態だ。一から教育するのに適しているし、御台寺に調べさせたデータではおまえの中高大学の成績は悪くない。特に高校は学年で10位以内。おあつらえ向きだと思ったんだ」
学校の成績に関しては、奨学金のために死ぬ気だったことと、自分で生活費を稼ぎながら学校に通っていた手前、絶対に留年できないと思っていただけだ。
見込まれるような要素じゃないんだけどなぁ。
「ま、一番は我が家に多大な負債があるってことだけどな」
説明を試みようとしていた私はうぐっと詰まった。
負債。そうですね、うちの父の作った負債ですね。
「わかるか?おまえは俺にとって、格好の獲物だったんだ。おまえの父親を捕まえることが急務なのは確かだ。しかし、おまえを嫁入りさせた方がメリットがでかいことも事実。最高の結末はどっちも叶うことだがな」
「いっ嫌ですよ!私、絶対父を探し出して謝罪させますので!そうしたら、約束通り自由にしてください」
尊さんはにやっと微笑む。
その顔は綺麗な分、ものすごく悪そうにも見える。