クールな御曹司にさらわれました
「でもさぁ、御曹司が真中にベタ惚れになったら、万事解決じゃない?親父さんの借金はチャラにしてくれそうだし、オイルマネーダーリンに嫁入りって話も立ち消えでしょ」
「それはそうかもしれないけど……」
オイルマネーダーリンを突っ込むべきか迷って、結局流してしまう余裕のない私。
たらしこむ?恋愛経験が豊富とは言い難い女にはどこをどうやればいいか……。
「いや、小森。無理だわ」
「なんで?」
「冷静に考えてみたけど、あの御曹司、めちゃめちゃ顔がいいんだ。スタイルもいいし、頭もいい。そんなハイスペック野郎が私になびく要素なんかないわ」
家畜扱いしてるビンボー女にモーションかけられたって、蚊に刺されたほどにも感じないだろうな。
小森がひひひと陰気に笑う。
「たーしーかーにー。この作戦は真中がフェロモンダダ漏れの超絶美女でないと成立しないやな」
「でしょー?って、あんたも大概失礼だな!」
小森の口の悪さも、正直さも知ってますけどね。
知ってて、同期やってますけどね。
「まー、でも、今夜は精々楽しんできなよ。最近、お稽古疲れで真中の顔も暗かったし。息抜きと思ってさ」
「息抜きになればね。地獄の匂いしかしない」
「俺に言われちゃおしまいだけど、マイナス思考スゲェぞ。恋仲になるのは無理でも、御曹司と親睦くらい深めてこいよ。まるっきり敵じゃなくなれば、ヤツも情くらいは湧いてくるんじゃないか?」
私はデザートの大盛りプリンを口に運びながら一応は頷く。
親睦深めるのはかなりなミッションだけど、嫌われないことは大事かもしれない。一理ある。
「それはそうかもしれないけど……」
オイルマネーダーリンを突っ込むべきか迷って、結局流してしまう余裕のない私。
たらしこむ?恋愛経験が豊富とは言い難い女にはどこをどうやればいいか……。
「いや、小森。無理だわ」
「なんで?」
「冷静に考えてみたけど、あの御曹司、めちゃめちゃ顔がいいんだ。スタイルもいいし、頭もいい。そんなハイスペック野郎が私になびく要素なんかないわ」
家畜扱いしてるビンボー女にモーションかけられたって、蚊に刺されたほどにも感じないだろうな。
小森がひひひと陰気に笑う。
「たーしーかーにー。この作戦は真中がフェロモンダダ漏れの超絶美女でないと成立しないやな」
「でしょー?って、あんたも大概失礼だな!」
小森の口の悪さも、正直さも知ってますけどね。
知ってて、同期やってますけどね。
「まー、でも、今夜は精々楽しんできなよ。最近、お稽古疲れで真中の顔も暗かったし。息抜きと思ってさ」
「息抜きになればね。地獄の匂いしかしない」
「俺に言われちゃおしまいだけど、マイナス思考スゲェぞ。恋仲になるのは無理でも、御曹司と親睦くらい深めてこいよ。まるっきり敵じゃなくなれば、ヤツも情くらいは湧いてくるんじゃないか?」
私はデザートの大盛りプリンを口に運びながら一応は頷く。
親睦深めるのはかなりなミッションだけど、嫌われないことは大事かもしれない。一理ある。