残虐姫
10分後

「ごめんねぇ遅れちゃってぇ」

『いいのよ。私達もさっき着いたばかりなの』

「本当に〜?よかったぁって昴くんどうかしたのぉ?」

ふふっあれから昴は私の出した問題の答えを考え続けている

「なぁ!花蓮!美しいのに美しくない人ってどんな人だ!」

「えぇっと〜ヒントは?」

「ナシだ」

「えぇっと〜要わかる〜?」


「、、、?」


ふふっみんなわからないのね

わたし的には簡単なんだけどなぁ

「難しいねー」

「だろ!やっぱりヒントは必要だ!」


もーすぐにヒントにたどり着くんだから

『ダメよ。それじゃあつまらないし面白くないわ』


「…ケチ」

『何か言ったかしら?黒笑』

「なんでもございません!」

「、、、わかったぞすっぴんがやばい人?」

ふふっいいとこついたわね

でも答えは

『不正解よ。残念ね』

「あっでもいい線いってるかもよぉ〜!よぉ〜し私もんんーあっ!着ぐるみ!」

『不正解よ。それに着ぐるみの人をそんな風に思っていたのね花蓮。苦笑』

「そっそんなことないよぉ〜!でもたまに怖いし〜」


ふふっ可愛いわね本当

スパーーーン

「だだいま戻りまじダァ」

『あら?美幸もう終わったの?ってことは1時間も経っていたのね』

「姫の時は爽やかに水を渡してくれたのにー!」

『姫を演じていると誰でもああなるわよ。私の場合はいつもこうよ』


スパーーーン

「酷いわ!私達も隣で寝ていたのに忘れ去られるなんて私泣いちゃうわよ!いいの?」

「テンションダウンダウン!」

「ん?僕の天使ちゃん?そんなに汗をかいてさっ僕が拭いてあげようじゃないか」

「なるしはだまってろ」


あっそう言えば樹里たちのこと忘れたふりをしていたわ

もちろんふりよ

ふりだからね









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