残虐姫

キーンコーンカーンコーン


『それじゃあアンジュと一緒に行くわね？』

「うん！」

ふぅ〜早くアンジュを迎えに行こう


「お待ちしておりましたお嬢様！」

『えぇ』

ガチャ

「姫様素敵」

「残虐姫様のお家行ってみたいわー！」

「きっと素敵なんでしょうねー！」

家まで見たいってそんなに大した家ではないのに

そう思いながら窓のドアを開ける

『御機嫌よう』

「キャーーーーー！」

「姫様！私をどうか私を連れて行ってー！」


五月蝿くなってきたので窓を閉める
そしたら車が走り出した

『あっ私行かなければならないところがあるのだから今日はアンジュと一緒にお散歩に行くわ』

「アンジュ様とですか？」

『えぇ』

「ですがお嬢様」

やっぱり反対されるか

『私はなんと言おうと行きます。』

「かしこまりました」

こうでも言わないと反対されるしな

「お嬢様着きました」

ガチャ

「おかえりなさいませ」

『ただいま』

アンジュの部屋に向かう途中にメイドさんに私の服を持ってきてもらいカバンを置いてくるようお願いした

ガチャ

『ただいま〜！アンジュ』

「ミャー！」

扉を開けたらアンジュが私の足に擦り寄ってきた

可愛い！

「お嬢様？お洋服をお持ちいたしました」

『えぇありがとう』

「はい。では失礼します」