残虐姫
「誰?」

その人の声はすごく澄んでいた

「あっ!夏樹さん!」

ん?美幸の知り合い?

「美幸?ガレージに来るなんて珍しいな」

「あっ!あの!私の親友の猫ちゃんが!そのですね///」

美幸が乙女化している。何これ夢かしら?
いや夢としか信じないわよ

そう思いながら頬を摘んで引っ張ってみた

「何してるの?姫?」

『いひゃいわ夢じゃないのね』

「夢?どうかしたの?」

『何でもないの気にしないで』

「ミャー」

あっそうだ!

『アンジュがご迷惑をおかけしました』

「いやいいよこっちも癒してもらってたし」

そう言いながらアンジュを抱っこして渡してくれた

『ありがとうございました』

「どういたしまして」

アンジュは遊んでもらって楽しかったのか
もっと遊びたいとネコパンチしてくる

可愛い!

『はいはい上に行って遊ぼうね』

「あのっ!夏樹さんもどうですか?」

「いいのか?」

「はい!」

「それじゃあ行こうか」

そう言ってガレージを出て二階に行った


ガチャ


二階に着いたふぅ〜冷房が効いていて素晴らしいわ

「ガタガタガタガタ」



何この音


そう思い横を見ると

ビクッ

アンジュと一緒に驚いた


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