夫の優しさ、夫の強さ
正志さんは、初め、ゆっくり動き出したけど、次第に激しくなっていった。
私は、痛いながらも、彼のものになった喜びと、満たされていくような気持ちよさを感じながら、自分の中にいる彼自身を受け入れていた。
正志さんは、毎晩のように私を求めてきた。
私も、彼の腕のなかで、女としての喜びを味わえるようになっていった。
正志さんも満足してくれているようで、本当に幸せだった。
お料理も頑張って、正志さんの好きな物を毎晩作った。
「胃袋をつかまれるって、こういうことなんだろうね。」
と言って、美味しく食べてくれた。
この幸せが永遠に続くものと、私は、信じて疑わなかった。
結婚式も3日後になり、正志さんは、
「大学の友達が独身最後の飲み会をしようというから、今夜は飲んでくるね。」
「うん、わかった。飲み過ぎないようにね。いってらっしゃい。」
と私は、何も心配せずに、彼を送り出した。