満月の下、蘇る





・・・・・・長いっ!!!!!






ルトが呼んだら入ってこいって言うからずっと待ってるのに全然呼ばれる気配がない。






櫂「・・・もう5分経つぞ」






櫂も少しイライラしてきたようだ。






「はあー・・・後でしばくか」







櫂「賛成」









ル「待たせたな!二人共入っていいぞ!」









ガラッ








「お前どんだけ待たせんだよ」








櫂「ルト先に言っとくねご愁傷様^^」










クラ1「まって!やばいめっちゃイケメン!」




クラ2「二人共チョータイプなんだけど!!」



クラ3「やべえ。月華以外のイケメン久しぶりに見た」








「・・・なんでこんな騒がしいんだ?」







櫂「?さあ?」










ル「よし!二人共自己紹介!」







櫂「藤井櫂」










「佐倉瑠偉」











ル「お前ら相変わらず無愛想だな」









ゲラゲラ笑ってるルトを2人で睨みつける










ル「ああ、ごめんごめん。

じゃあ2人の席は窓際の一番後ろとその隣な」









「櫂ー、俺窓際でいい?」









櫂「ああいいよ。どうせ何言ったって無駄だからな」










「さっすが櫂。よく分かってんじゃん(笑)」












俺達は席に向かって歩きだした。











・・・・・・・・・視線がうぜえ!!!!!










何!?まじ体に穴が開くんじゃねえかってくらい見られてるんだけど!?










女共はキャーキャー言って目を輝かせてるし。











「・・・櫂お前またかっこよくなったんじゃねえか?」











櫂「ふっ。否定はしないね。

でも女に見られるのは本気で嫌だ。

それに、瑠偉もまたかっこよくなったんじゃん?(笑)」









「うわ。全く嬉しくな〜い(笑)」










俺達はそんな事を話しながら席についた












ル「よし!今日のHR終わり!!授業さぼんなよー」












ルトがそう言った瞬間俺ら二人の席には人が溢れかえった。









クラ1「藤井くんと佐倉くんかっこいいね!」






クラ2「2人とも友達?」





クラ3「お前らどこの族入ってんだ?」








・・・なんじゃこりゃ。








櫂の方を見ると、すんげえ眉間にシワを寄せてる。








あーあ。不機嫌モード入っちゃった。俺しーらね










櫂「・・・・・・えな」











クラ1「え?ごめんよく聞こえなかった」











櫂「・・・うるせえって言ってるんだよ。

そんないっぺんに話しかけて答えられると思うか?

まじうざい。・・・話しかけんじゃねえよ」










あー、櫂くんきれちゃった(笑)









クラスの皆やばいよ(笑)









櫂の殺気で泣きそうな子もいるし(笑)











この櫂の殺気きっと5〜10%くらいしか出してないんだと思うんだけどな〜(笑)










ま、俺がきれる前に櫂がきれてくれて良かった(笑)











櫂「・・・瑠偉」










「ん?・・・あぁ。行くか。

あー皆悪いな。

この学校に慣れるまで関わんないでもらえる?」









そう言って教室を出ようとした。










?「・・・おい。待て」











「はあ、まだなんか用?

さっき言ったよね?関わるなって

いちいちうぜえよ」








クラ3「っお前!!彗さんに喧嘩売ってんのか!!」










「はあ?彗って誰?

それに喧嘩売ってるつもりねえんだけど?」












?「あんまり舐めてるとお前ら痛い目にあうぜ?」










櫂「・・・ふっ。その言葉、そっくりそのままお返ししてやるよ」










櫂は挑発的に笑った










?「っ!くっそ、ふざけやがって!!」










1人の男が櫂に殴りにかかった。











パシッ











クラス全(!?!?!?)











櫂「・・・・・・おっそ。よくそれで大口叩けたな。」












?「ふっ。面白い。翔の拳を素手で止めるなんて」












「じゃ、俺らはこれで失礼するね」











そう言って俺らは教室を出た。


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