イケメンなんか大嫌い
ベッドに降ろされ、覆い被さって来る俊弥の重みを感じながら、夢なら醒めて欲しいと脳裏を掠めたが、違うなと思い直す。
……夢なら、俊弥と何したって良いか。
繰り広げられる現実が、背筋が凍り付きそうに恐ろしく、同時に纏わり付く背徳感に酷く下腹の奥が疼いた。
こんなの駄目だって、微かに働いている理性が、脳内から警告し続けて来るのに。
抗いたいのに、抗えない。
拒めない、こいつを。
そんなわたしの内心を知ってか知らずか、不意に問い掛ける。
「抵抗しねぇの?」
「……したらやめてくれんの……」
「まぁ、やめねぇな」
「あっ、ちょっ……」
それまで力なく横たえた身体の、下着の上を撫でていた指先が、するりと中に滑り込んだ。
「ひあぁっ」
自分の声に驚いて、口も開いたまま頬が染まったのがわかった。
「良い声」
あまりの恥ずかしさに身動きが取れず固まっている隙に、ぽつりと呟いたかと思うと下着を剥ぎ取られてしまう。