イケメンなんか大嫌い
結局連絡出来ないままに、週明けを過ごしている。
業務量は比較的落ち着いている12月だが、月曜日は基本的に忙しい。
今週は特に仕事が立て込んでいて、2時間半の残業を終え、へとへとで部屋に帰り着く。
弁当を購入したものの、それには手を付けずにベッドに倒れ込んだ。
次に意識が脳内に流れ込み、瞼を上げ周囲を見渡した時には、夜の深まりを感じた。
時計に目をやると、0時を回っている。
やってしまった~~……掌をあてがい首部を垂れるものの、時既に遅し。
さすがに俊弥も寝ているかもしれないと思い、この日は諦めた。
「香坂さん、堂島くん、ちょっと抜けれる?」
火曜日の午後、会議から戻って来た前園係長がわたし達を手招きした。
打ち合わせスペースへ移動し向かい合うと、机に広げられた資料の頭には馴染みの駅名が強調されていた。
「今、駅前の大規模な商業開発やってるのは知ってるよね? 全部引っ括めてステーションメトロポリスとか言うらしいんだけど、駅直結のデパートとかファッションビルが沢山入って、来年のゴールデンウィーク前に開業するらしい」
堂島くんと並んで係長の話に興味深く耳を傾けていると、提示された取り決めに唖然とした。