熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「ファイサルのこと知りたいんです。
池山さんの方が、
私より詳しいと思って。
それで、わざわざ来てもらいました」
「ファイサルだって?
どういうこと?どうして急に、
そんなこと思ったの?」
「ファイサルと再会したんです」
「それで?」
「付き合ってほしいと、
いわれました」
本当は、結婚して欲しいと
プロポーズされたんだけど。
結婚して欲しいと言われたというのは、
口に出すのをためらってしまう。
いきなり質問するのも、
唐突過ぎる話のような気がするし
「ファイサルと君が?」
「はい」
「どっちにしろ、
別に構わないじゃないか。
付き合うのも、付き合わないのも。
君がよければね。俺の決めることじゃない」
池山さんは疲れたのか、
ふっと息を吐いた。
「すみません、忙しいのに
こんな理由で呼び出してしまって」
「いいよ。べつに、そのくらい」
池山さんは笑ってくれた。
「で?本当は、俺に何を聞きたいの?」