熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「あの……ファイサルのことを。
一般に出回ってる情報じゃなくて、
池山さんが知ってることを
教えて欲しいんです。
自分でも調べてみたんですが、
中東の情報はあまり多くなくて」
彼は、小皿の料理をつまんで
豪快に口に放り込んでいく。
ずっと眺めていた彼と目が合った。
「ん、いいよ。
なんでも聞いてくれて構わないけど」
口もとに手を当てて、
考え込むようなポーズ。
どうしようか考えてるみたいに、
じっと一点を見つめてる姿。
こういう仕草も好きだったな。
「あの、まず、ファイサルは
どんな仕事してるのでしょうか?
どうやって生活してるのか、
私、まったく知らないんです」