熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
彼の目がキラッと光を増す。
何が知りたいの?
ファイサルのこと知ってどうするの?
そういう目をしている。
どっちかって言うと
私は、池山さんのこと、困らせてるのかもしれない。
私は、彼をイラつかせてる。
「どんな仕事をしてるかだって?
何でそんなこと俺に聞くの?
直接、本人に聞けばいいだろう?」
すみません。
ほら、やっぱり怒られた。
「そうなんですけど、
彼に聞く前に、ちゃんと
情報が欲しいんです。
ファイサルは、私が働いてる会社と
業務提携をして、
私を彼の秘書にするって言い出して」
「君の会社って、旅行会社?」
「はい」
「ファイサルが業務提携したの?
君の会社と?」
「はい」
池山さんは、
口元を緩めて笑い出した。
「俺は、中東にいるからって、
毎日彼と顔を合わせてるんじゃないよ」
「すみません。下らないこと聞いて。
誰に相談していいのか分からなくて」
「決まってるだろう?
ファイサルは、君の会社と
業務提携してまで、君のそばにおいて、
君を独占したいんだろう。
聞くまでもないじゃないか」