熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「美夜、君は、
そんなに簡単に私のこと
忘れられるのか?
私は美夜にとって、
そんな存在でしかないのか?」

ファイサルが、
不安そうにして近づいて来た。

「ファイサル、
決めるのは簡単なことじゃないわ」

「どうかな。いや。
あっさりしたもんだ。
君は悩んでなんかいない」

「ファイサル、それは誤解だって」

怒りに震えたのか、鋭い目をして私を睨んでくる。

「誤解なもんか、
君が悩んでるのは、
私についていくかどうかじゃない。

どうやって私に断るか。

そのことで頭を悩ませてるだけだ」

「ファイサル?」

「君は、私のことが
それほど好きじゃないんだろう。

どうしてなんだ?私を選べないのは、

まだ、他の男のことが好きだからか?

君は、私が、池山のような
日本人だったらYESっていうのか?」

「ファイサル……
お願い、落ち着いて」

「美夜、君は、まだ
池山のことが好きなの?」

「止めて。池山さんは関係ない」


「じゃあ、どうして彼に会たったの?
二人きりで、彼に会ったのはどうして?」
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