熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
ファイサルは、
私の体を捕まえて、
力強く抱きしめた。

私は、彼の固い胸に押し付けられて、
つぶされてしまうほど強く抱きしめられている。

「美夜……君は、離れていても平気なのか?

こうして抱き合っていなくても平気なのか?」

そんなにきつく抱かれていたら、息ができない。


「ファイサル、私達、たまに会って、
抱き合うだけなら、
結婚なんてしなくてもいい」

「それはダメ。
私は、たまに会うなんて嫌だ。
ずっと一緒に居たい」

「ファイサル、落ち着いて。
私もいろいろ調べたの。

あなたの国では、
外国人をお嫁さんにもらうのは
珍しいことでしょう?

国王は、率先して
国のリーダーでなければならない。

異教徒の王妃をもらって、
それができるの?

それを、次期国王になる人が、
外国人をお嫁さんにもらうなんて
、選べる選択肢じゃない。

池山さんには、
そのことを聞きに行ったの。

だから、彼の気持ちを聞きに行ったんじゃないわ」
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