熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「だらしがないねえ。
相手がゴージャスだろうと、
いい男だろうと、
惚れてんのは向こうだよ。

あんたが、おたおたして、どうすんのよ」

「おたおた、なんてしてません」
「ほおっ。そうかね」
「すみません。
おたおたしてました……」
「洗いざらい、全部吐いちまいな。
ホレ、これ食って」

いらないって、言う前に岡本さんは、
入れたてのコーヒーの中に
マカダミアナッツをポトンと落とした。

「あっ」
「まあ、惚れられたもんは、
仕方ないねえ。あとは、
ゴクンと飲むしかないんだよ、お姉さん」
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