熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
千紗も私もいろんな土地に出かけて行って、
その土地の料理を食べ、
その土地の人と交流し、
その土地の文化に触れるのが好きだ。
だから、こうして二人で食事をするのも、
なんとなく食べるだけではなくて、
食べることを楽しもうという気持ちがある。
「池山さんに会ったんだって?」
千紗は、時々池山さんと
連絡を取り合ってると言っていた。
「うん」
「それで?
話したいことがあるなら、聞いてあげるわよ」
池山さんに会ったのが、
ずいぶん前のような気がしてる。
実際は、たいして時間は経ってないはずだけど。
それで、どう切り出そうか。
早く言えと、千紗に催促された。
そうだね。
回りくどい言い方じゃよくわからないよね?
なら、直球で。
「結論から言うとね。私、
ファイサルに再会してはっきり申し込まれてたの」
「それで?返事はしたの」
「うん」
「うん、じゃなくてなんて答えたのよ」
「断ったよ」
「そう、じゃあそれで納得してるの?」
「うん」
「でも、なに?」
「ファイサルは、
私に仕事をさせないように妨害して来て、
プロポーズを断るのは
納得いかないって出て行ってしまった」