熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「その、
仕事を妨害されてるって、何よ」
千紗が春巻きを平らげてから言う。
「うちの会社の株を買ったの。
その時点で彼は大株主になったわ。
その上ファイサルは、
自分の会社と業務提携を結ばせで、
私をそばにいさせるために、
ガイドの仕事は辞めて、
彼の秘書をやれって言い出してるの」
自分で言ってみて、
ファイサルが何をしたいのか分からない。
「秘書?秘書って何するのよ。
美夜、あんた、シークのチケット予約係でも
するつもり?」
「秘書の仕事は、ちゃんとした秘書が
やるんだもの。私の出る幕はないのよ」
「どういうこと?」
「ファイサルは、
私に仕事をさせないようにしてるの」
自分で言ってみて気が付いた。
あるいは、私を外に出さないため。
「仕事を理由に断ったからでしょう?」
「そっか。そういうことなのか。
そうしたら、どこに行っても、
彼に邪魔されるのかな」
「そうね。彼が同じやり方すれば
そうなるかもね。
お金があれば難しいことじゃない。
それならいっそのこと、
YESってファイサルのプロポーズ
受けてしまえば?」
「そうしたら、
もっと仕事どころじゃなくなるし、
日本にもいられないもの」
「なんだ、
美夜ったら考えるまでもないじゃん。
日本にいたいって言ってるじゃないの。
彼について外国で暮らすのは
考えていないんでしょう?」
私は、小さく頷いた。
ファイサルには悪いけど、
ファイサルへの思い入れは
そのくらいのものなのかもしれない。
「まあ、いいじゃない。思い切って受けてみれば。
お金はいっぱいあるわけだし。働かなくたって」
「嫌よ。何もかもファイサルを当てにするなんて」
「どうしても嫌?
ファイサルと一緒なんて、あり得ないの?」
仕事を妨害されてるって、何よ」
千紗が春巻きを平らげてから言う。
「うちの会社の株を買ったの。
その時点で彼は大株主になったわ。
その上ファイサルは、
自分の会社と業務提携を結ばせで、
私をそばにいさせるために、
ガイドの仕事は辞めて、
彼の秘書をやれって言い出してるの」
自分で言ってみて、
ファイサルが何をしたいのか分からない。
「秘書?秘書って何するのよ。
美夜、あんた、シークのチケット予約係でも
するつもり?」
「秘書の仕事は、ちゃんとした秘書が
やるんだもの。私の出る幕はないのよ」
「どういうこと?」
「ファイサルは、
私に仕事をさせないようにしてるの」
自分で言ってみて気が付いた。
あるいは、私を外に出さないため。
「仕事を理由に断ったからでしょう?」
「そっか。そういうことなのか。
そうしたら、どこに行っても、
彼に邪魔されるのかな」
「そうね。彼が同じやり方すれば
そうなるかもね。
お金があれば難しいことじゃない。
それならいっそのこと、
YESってファイサルのプロポーズ
受けてしまえば?」
「そうしたら、
もっと仕事どころじゃなくなるし、
日本にもいられないもの」
「なんだ、
美夜ったら考えるまでもないじゃん。
日本にいたいって言ってるじゃないの。
彼について外国で暮らすのは
考えていないんでしょう?」
私は、小さく頷いた。
ファイサルには悪いけど、
ファイサルへの思い入れは
そのくらいのものなのかもしれない。
「まあ、いいじゃない。思い切って受けてみれば。
お金はいっぱいあるわけだし。働かなくたって」
「嫌よ。何もかもファイサルを当てにするなんて」
「どうしても嫌?
ファイサルと一緒なんて、あり得ないの?」