熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「一緒にいるのが嫌っていうか……
ファイサルと暮らすってことは、
彼の国で暮らすってことでしょう?
頼れるのは、
ファイサルだけになってしまう」
彼だけが頼りっていう状況で、
彼が私から離れて行ったら?
遠い異国の地で、
一人ぼっちで暮らすだなんて。
そんなの耐えられるだろうか?
そんなことになったら、
恐ろしくてファイサルとケンカもできない。
ファイサルが、
私に愛想を尽かせて去って行ったら?
彼しか頼るものがなければ、
何をしてでも彼に
すがり付こうとするだろう。
そんな苦しい状態に、
耐えられるだろうか?
私の不安をよそに、
千紗はインターネットで見た、
ビジャールの海岸線の美しさと
荒涼とした砂漠が限りな続く景色を
思い浮かべて、うっとりしている。
そういうものを見て。
千紗は嬉しそうに行きたいと
はしゃいでいる。
「でもさあ、美夜、
異国の王女様になるなんてワクワクしない?
とびっきり素敵な男性と、
そんな土地で一緒に過ごすなんて。
こんなチャンス、もうないと思うな。
ねえ、あきらめて、
ファイサルにどこにでもついて行っったら?
彼の言う通り、
思い切って胸に飛び込めばいいのよ。
私が中東でも、
アフリカでも訪ねて行ってあげるから」
私も、千紗みたいに前向きに考えられたら
いいのにと思う。
私は、がぶりを振って言う。
「ダメだって。無理よ。
外国の知らない土地に一人で暮らすのよ。
文化もまるで全然違うし」
それに……彼は一般人じゃない。
彼と一緒にいるっていうことは、
普通の人と違うのよ、千紗。
私がハッキリしないで、
もじもじしてると千紗が 発破をかけてきた。
「だから、普通じゃない経験が
できるんじゃないのよ。
いつまでも、もじもじ考えてないで、
パーッとないも考えず飛び込んでいったら?
ねえ、彼どんなふうになってた?
やっぱり、かっこよくなってた?
写真くらい見せろや」
「そりゃあ、まあ。年相応には見えてたよ」
彼の様子を思い出して、ニンマリする。
私にはもったいないほど素敵な人だ。
「絶対、男前になってるだろうな。だから写真は?」
「そんなもん撮ってないよ」
ファイサルと暮らすってことは、
彼の国で暮らすってことでしょう?
頼れるのは、
ファイサルだけになってしまう」
彼だけが頼りっていう状況で、
彼が私から離れて行ったら?
遠い異国の地で、
一人ぼっちで暮らすだなんて。
そんなの耐えられるだろうか?
そんなことになったら、
恐ろしくてファイサルとケンカもできない。
ファイサルが、
私に愛想を尽かせて去って行ったら?
彼しか頼るものがなければ、
何をしてでも彼に
すがり付こうとするだろう。
そんな苦しい状態に、
耐えられるだろうか?
私の不安をよそに、
千紗はインターネットで見た、
ビジャールの海岸線の美しさと
荒涼とした砂漠が限りな続く景色を
思い浮かべて、うっとりしている。
そういうものを見て。
千紗は嬉しそうに行きたいと
はしゃいでいる。
「でもさあ、美夜、
異国の王女様になるなんてワクワクしない?
とびっきり素敵な男性と、
そんな土地で一緒に過ごすなんて。
こんなチャンス、もうないと思うな。
ねえ、あきらめて、
ファイサルにどこにでもついて行っったら?
彼の言う通り、
思い切って胸に飛び込めばいいのよ。
私が中東でも、
アフリカでも訪ねて行ってあげるから」
私も、千紗みたいに前向きに考えられたら
いいのにと思う。
私は、がぶりを振って言う。
「ダメだって。無理よ。
外国の知らない土地に一人で暮らすのよ。
文化もまるで全然違うし」
それに……彼は一般人じゃない。
彼と一緒にいるっていうことは、
普通の人と違うのよ、千紗。
私がハッキリしないで、
もじもじしてると千紗が 発破をかけてきた。
「だから、普通じゃない経験が
できるんじゃないのよ。
いつまでも、もじもじ考えてないで、
パーッとないも考えず飛び込んでいったら?
ねえ、彼どんなふうになってた?
やっぱり、かっこよくなってた?
写真くらい見せろや」
「そりゃあ、まあ。年相応には見えてたよ」
彼の様子を思い出して、ニンマリする。
私にはもったいないほど素敵な人だ。
「絶対、男前になってるだろうな。だから写真は?」
「そんなもん撮ってないよ」