熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「池山さん、もう、その時のことで
罪悪感を感じるのは止めてください。
あなたは、自分のために動いただけで、
誰もそのことで責めたりしません」
「美夜、違うんだ。
君を呼び出してファイサルに合わせたのは、
ファイサルに、就職先を
あっせんしてもらうためじゃない。
俺が分かってなかったんだ。
ファイサルが、君に対して
強い感情を持ってるなんて、
思ってなかった。
困ってる彼を君なら慰められると
橋渡しをしてしまっただけだ」
「それなら、別にいいじゃありませんか。
先輩は私に強制したわけじゃありません。
私が勝手に会いに行って、
勝手にファイサルに陥落しただけですから」
「俺がバカだった。
全然気が付いてなかったんだ。
ファイサルは、君にずっと拒絶されていて、
彼は、君に会う手段がないと言っていた。
すぐに国に帰るから、
最後に君と二人で会いたいって言われて。
だから、俺は、単なる親切心で応じてしまった。
なんて愚かなことしたんだ」