熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「もう、いいじゃないですか。
終わったことです。
そのことは、もう、過ぎたことなんです」
「美夜、ごめん。あの後、
傷ついた君のこと見て、
君への気持ちに気付いたんだ。
それから、ずっと後悔してた。
俺、自分の好きな子を、
別の男のもとに差し出したんだ」
私は静かに首を振る。
「運命だったと思います。
先輩とは、そうならない運命なんです。
きっと。だから、誰のせいでもないんです」
「美夜、君はまだ悩んでるんだろう?
ファイサルについていくなんて、
なかなか決心できることじゃない。
だったら、俺でいいじゃないか。
あいつと一緒になるなんて
考えられないだろう?
わざわざ苦労しに行くようなもんだ。
俺だったら、
君の思い通りの生活が送れる。
お願いだから、
そんな困った顔をしないでくれ」