熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
『嘘だと思う?
君を呼び出したのは誰?

美夜は私の誘いに乗ってくれなかった。
だから、池山に誘ってくれるように頼んだんだ』

『丸菱に口をきくって……』

『ビジャールに石油プラントを作るんだ。だから、私は商社にはコネがある。
池山は、就職先に商社を希望してるからね。
会社に入ったら、彼が窓口になってもらうように頼むのさ』

『取引したの!ひどいわ。
誰が、あんたなんかのものになるもんですか!イヤ!離して』

『美夜。池山は君よりも会社が大事なんだ。美夜を本当に好きなのは私だ』

『いくら好きだからって、あなたの国のように、いきなり捕まえて強引にものにするなんて、許されないのよ!離して』

彼は、悲しそうな目をして顔を近づけてかきた。

『美夜、ごめん。もっと時間をかけるべきなのはわかってる。
でも、私には時間がない。
今、君を私のものにしておく必要があるんだ。

私の国は考え方が古い国だ。
君を花嫁にもらうには、私が君の最初の男にならなければならない。

池山が君の最初の男になってしまったら、君を花嫁に迎えることはできなくなってしまう』
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