熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~

『ファイサル、王子に生まれたからって、英雄にならなくってもいいのよ。

あなたのお母様も、息子を身代わりにしてまで、助かりたいとは思わないわ』

『母を見殺しにするのか?
そんなことできやしない。

何もできない腰抜け王子だったって、
子孫に語り継がれるんだ。
そんな汚名を着せられるくらいなら、
死んだ方がましだ。

美夜、お願いだ。
逃げ出したくなる弱い気持ちを、追い出してくれ。
じゃないと、どうにかなりそうだ』

彼は、軽く触れるようなキスで私を溶かしていった。

私が、彼のキスに答えるまで、根気よくキスをつづけた。


『美夜に愛されないまま、死んでいきたくない……』

切羽詰まった彼の声が粘り強く、私の心を動かして行った。

彼の官能的なキスに酔わされて、滑り込んで来た舌を受け入れて行った。

彼は私の胸に顔を埋め、それでも抵抗しないと見てとると、すぐに彼は自分の想いを遂げた。
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