熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
中東に出発する池山さんを見送りに、千紗と私は、羽田空港まで見送りに行くことになった。
池山さんは、遅い時間だし、私の体のことも心配だから来なくていいと言った。
「アラビアの航空会社だよね?」
千紗は慣れたものだ。
何でもさっと調べてくれる。
「夜遅い便だから、羽田に泊まるか?」
千紗が計画を立て予約も取ってくれた。
「千紗と旅行に行くみたいだね」
千紗は、旅客ターミナルに併設したホテルに予約したよと言った。
池山さんは、何度も「一緒に来いよ」と最後まで言ってくれた。
「気を付けて」
最後は、ギュッと抱きしめてくれた。
「本当に、大丈夫か?」お腹に手を当てる。
「うん。千紗もいるし。何とかなると思う」
「時々、様子を知らせて。一緒にいると、すでに自分のもののように思える」
「本当に、よくしてくれてありがとうございました」
姿が見えなくなるまで手を振った。