熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「ファイサル?今の話によると、
私が妊娠したことも、池山さんを見送りに来たことも知ってるみたいだけど」
「美夜、言っただろう?君は私のものだって」
「今度は、ダメよ。一人で生きていくって決めてるんだから」
「それはダメだよ、美夜。君のお腹には私の子供がいる」
「あ、あなたは私の夫じゃないし、私に命令することはできないわ」
「命令なんかしない。どんな手を使っても連れて帰るだけだ」
「嫌だって言ったら?」
「嫌なはずないだろう?違うか?
もしかしたら、池山の子供だったらと思って心穏やかじゃなかった。
でも、君なら、私のこと信じて待っていてくれると思ってた」
「ファイサル、待ってて欲しいなら、待っていてと伝えるべきじゃないの?」
「何年かかるか分からなかったし、君のことずっつ待たせるのはよくないと思った。
私のエゴを押し通すばかりで、君の本当の気持ちが知りたかった。
でも、聞いてくれ。
父が回復して公務に復帰したんだ。
まだ、体が心配だから、そばについててあげなければならないが、あと十年は、大丈夫だろう」