熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
念のためと言って、
池山さんが私を担いで医務室に連れて行ってくれた。
少し落ち着いてから、みんなのいるところに戻った。
「医務室に行っている間、
池山先輩と留学生の2人がビラ配りをしていたよ。
美夜の仕事代わりにやるって」
孫田君が教えに来てくれた。
「彼らが、通りすがりの女の子たちに
英語で話しかけると、
新入生が面白うように足を止めてビラを受け取ってたよ。
隣のテニスサークルなんか目じゃないみたいに」
その中に、本当に留学生の二人もいた。
なぜか。池山さんが彼らにサークルの説明をしている。
「どうしちゃったの?」
「池山さんが、上手く丸め込んだみたい。
多分、あの二人うちのサークルに入ると思うよ」
「どういうこと?」
「わかんないけど、見てよ。
もう、こんなに人が集まってる」
集まったのは、みんな女の子だった。
「入部希望の一年生は、ここに名前を書いてください!」
孫田君も、背中を押す様に他の新入生に声をかける。
例年、女子の方が少ないくらいなのに。
だから、一度に華やかになった。