熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
次の集会の日、新入生歓迎会と名前が付いた
リストを見せられて、私は声をあげた。
留学生二人もしっかりメンバーに入っていたからだ。
「あの二人、正式に入会するんですか?」
「そうだね。上手くまとめるのは難しいけど。
まあ、何とかなるでしょう。
いざって言うときは美夜がいるし」
池山さんが、面白がって言う。
「それになあ、二人がやめると、
連鎖反応で一年生がごっそり抜けてしまうかもしれない。
だから、美夜、俺たちの犠牲になってくれ」
「嫌です。そんなの」
それに、到底、日本人学生と、
長く付き合いが続くとは思えなかった。
すぐに飽きるだろう。
ムスタファの方はともかく、
ファイサルは女の子たちが、
彼にまとわりつくのが好きではない。
この間も、不用意に触った女の子をにらみつけていた。
「外国人だし。あの容姿だろう?
参加してくれないと女の子たちが来ない」
苦々しそうに先輩が言う。
「先輩が代わりに、
引き付ければいいんじゃないんですか?」
「そうだよなあ。俺が誘惑したくらいで、
部員として定着してくれたらいいんだけど」
池山さんは、私を見ずに言う。
「無理だと思いますよ。
池山さん素っ気ないでっすから」
私は、現実的なことを言う。
「はっきり言うね」
やっぱり、先輩は笑った顔の方がいい。