熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
ゴールデンウィークが明けると、
うちのサークルでも、
新入生歓迎会が開かれることになっている。
これは、学生はもちろん、
卒業したOBも例年参加する。
夏に行く旅行に備えて、
顔合わせという意味もあるからだ。
四年生で遅れてくるという先輩もいたけれど、
学生のほとんどと、合宿に来てくれるOBは
飲み会にも、参加してくれることになっていた。
来てくれるOBは、だいたい固定していて、
新入生の時紹介された顔ぶれと、
それほど変わってない。
去年も、大学の近くの居酒屋で行われた。
同じところでいいか?
孫田君と話し合って、去年と同じ価格設定、
料理にしようってことになった。
店のリサーチをさぼったわけじゃないけれど、
どんなに探しても、池山さんのチョイスを
超えるような店が見つからなかった。
さすがに、池山さんは優秀なだけじゃなくて、
こういう時にもセンスを発揮する。
スマートで、格好いいのだ。
同じサークルに入れば、もっと近づけると思ったけど。
現実は難しい。
それでも、名前を覚えてもらって、
後輩って言う立場は手に入れた。
近づいても、
頼りになる先輩っていう態度を崩してくれない。
まあ、これは私だけじゃなくて、
他の人みんなに言えるけど。