熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~



今年の新入生は、男子学生2人と
残るは女子学生8人というアンバランスな
メンバーとなった。

「まあ、女子が多いと華やかで
いいんじゃないですか?」
なぜか、孫田君が期待している。

私たち2年生は、
OBに連絡を取ったり会場の予約を行う。
連絡と店のリサーチ、それから予約とその調整。

「初めまして」
新入生に混じって、私と同じ学年の中村千紗がいた。
彼女は、目が大きくて、
ショートにした髪を明るい色に染めていた。

最初は、ちょっと話しかけにくかった。
だって、結構美人だし。

所属する学部が違うから、
今まで全く知らない人だったけど、少し話して見たら、
気さくで飾らなくてすごく楽しい人だった。


外国人二人と、池山さんが、
声をかけてスカウトしたうちの一人だ。

『千紗は、2年生だから君たちと
一緒に活動した方がいいだろう』

池山さんからそう言われて、
歓迎される方とする方同時にすることになった。

千紗は、池山さんに声をかけられて、
思わず「ハイっ」て答えてしまった
と告白してくれた。

「実は、私もそうなんだ」
私も、池山さんがいいと彼女に打ち明けた。


テキパキしていて、
彼女がいてくれて本当に助かった。

「本当は、旅行会社希望だから、
このサークルも考えてたんだけど、
何しろいい男に捕まっちゃって、
テニスサークルに入っちゃった」と千紗は言う。

「そうだったの?」
「ん、でも、テニスやらないし、
飲み会してばっかりだから、
あそこにいても意味がないし」

「いい男は、彼女がいたんだろう?」
孫田君が横槍を入れる。
「まあね。でも、アラブ系のイケメン2人と
池山さんならこっちの方が楽しそうだし」

「あっそう」孫田君がつまらなそうに言った。
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