スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
もっとじっくり見たいくらい……。

「実和子、さっきから指輪ばっかり見てないか? 前向いてないと、ぶつかるぞ?」

クックと笑いながら、亮平さんは繋いでいる私の手を握り直した。

「ご、ごめんなさい。つい……」

気恥ずかしさで肩をすくめると、亮平さんは小さく首を横に振った。

「気に入ってもらえたなら、良かった。なあ、パーティーまでは時間があるから、少しふたりでゆっくりしないか?」

「もちろん。どこへ行きます?」

「パーティー会場。あそこで、時間まで実和子とふたりでいたい」

パーティー会場で、ふたりでゆっくり? まるでイメージが沸かない私は、不思議に思いながらも、亮平さんについて行った。

車で中心部を抜け、約二十分。海が見渡せる高台に、白い建物が見える。南プロヴァンス風のオシャレな外観で、三階建てになっていた。

「ここがパーティー会場⁉︎」

温かい風が吹き、地面は芝生になっている。車から降りた私は、建物を見入っていた。
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