スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「客室まであるんですか?」

「ああ。部屋数は五十くらいかな。パーティーのあと、泊まれるようになっているから」

なんて贅沢な場所……。しかも、パーティーがない時間は、こうやって閉まっているのよね。

「ほら、時間になったらスタッフが来る」

亮平さんに手を差し出され、私はその手に自分の手を重ねた。

ほとんど圧倒されながら、彼に案内にされて建物に入る。玄関を入ると、大きな白い扉が見えた。

どうやらその先が、パーティー会場になっているらしい。奥には螺旋階段があるけれど、亮平さんは手前のエレベーターに乗った。

「三階の奥がスイート」

「スイートルームまであるんですか?」

すぐに三階に着くと、亮平さんは私の手を引き奥の部屋のドアを開ける。

そこは、ベッドルームとリビングルームがひとつになっているような造りで、クリーム色のソファーに、木製の薄いグレーのローテーブルがある。

そして、奥にはキングサイズのベッドがあり、バルコニーからは海が見えた。

「キレイ……。水面が輝いてるのが分かる……」

思わずバルコニーへ向かおうとして、亮平さんに後ろから抱きしめられ止められた。
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