スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
結局、訴訟を起こされるのかも不明だし、どうなってしまうのだろう。

「そういえば、顧問弁護士って、隣の事務所の内野弁護士だったよ。夜もニュースでやるだろうし、実和子も帰って見てみなよ」

「うん……。そうする」

内野弁護士って、お父さんと息子さんのどちらだろう。……なんて、そんなことはどうでもいい。

ただ、内野法律事務所の弁護士先生たちは、企業の訴訟問題に長けている人ばかりだと聞いている。

だからきっと、亮平さんたちは大丈夫。そう自分に言い聞かせて、仕事を再開させようとすると、優奈がため息をついた。

「実和子が気を悪くしたら申し訳ないんだけど、橘グループって恨みを買ってるんだろうね」

「どういうこと?」

「だって、あれだけ大きな会社で、影響力もあって……でしょ? 今回みたいに、中小企業とのトラブルが多そうだし……」

そんな……、なにか反論したかったけど、よく知りもしない私が、亮平さんの仕事を分かったように言えない。

彼自身と接していたら、橘グループの御曹司だと忘れてしまいそうなのに。それでも客観的に見れば、亮平さんたちには権力のある人に見えるんだろうな……。
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