甘くもビターな恋の味。

あまり人の残っていない教室で椅子に座り窓の外をぼんやりと眺めていると








「まだ帰ってなかったんだ」








ふと、千歳に声をかけられた。隣には誠也もいる。








「友達待ってるから」








私は2人にそういった








「友達ってあの朝一緒にいた?」








誠也が、そう聞いてきたから








「そうそう」








私はそう返事をした。
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