君の声が、僕を呼ぶまで
>>ROOMが解体されました。


1人が退室すると解体されるROOM。

あの日、3人の想いが交錯した後、サイトを閉じようとしたら、ポーンと音がした。


>>【サラ】:信じてるから、アキも逃げないで。

>>【サラ】:アキもいつか、名前を呼んで。

>>【サラ】:世界はきっと誰にとっても、アキにとっても優しいモノだから。


僕は慌てて返事をしようとしたけれど、その淡く鈍く光る文字は、すぐに画面の奥に消えた。


「え、私、それ知らない」

桜子が言った。

「ねぇ、小春。あれ、どうやったの?」

僕が尋ねると、小春がキョトンとした顔をする。

「…私も、それ、知らない」

「えぇ…?」

3人で首を傾げる。
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