幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
一歳年下だった飛駒は、私とお兄ちゃんと瞳さんと遊ぶ時はいつも一番後ろ。
しかも当時はまだ身長が低かった。
おまけに今の葵くんみたいに見た目は超絶美少年。
大きなくりくりの目。
透き通るような白い肌。
サラサラで櫛要らずの色素の薄い髪。
可愛くてお人形のようだったのに、――私のその態度を徹底的に排除しようと常に攻撃的だった。
遊ぼうと声をかければ、結んでいた髪を引っ張られる。
それで泣いたら、けらけら笑うから、お兄ちゃんに怒られてたっけ。
帰り道が一緒になったから声をかければ、ダッシュで逃げられる。
友達に囲まれている時はにこやかで可愛いのに、いざ私の目の前に現れると、怒った猫のように鋭く睨まれる。
小学校時代はその繰り返しで、私も飛駒を見つけると髪を握り締めて逃げたり、視線をそらしたりした。
飛駒は余程、幼少の頃、見た目が可愛かったのが嫌だったのか、中学では学年首位。サッカー部でも一年からレギュラー。
中学の終わりごろにはぐんぐん伸びて170センチを超え、卒業する時には180センチは越えていたと思う。
葵くんと同じく未熟児で生まれてきたはずなのに、この変わり様。
しかも中学、高校は睨まれるだけ。
でもそれが怖かったから今の距離になったのだと気付く。