幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
「ほんと?」
「ああ。病院の偉い人が言ってたから信じていいぞ」
「じゃあ、このせいかつがアンテイするまでねこはガマンするよ」
大人びた言い方に、飛駒が髪をくしゃくしゃしてからかう。
この朝食の雰囲気が、なんだか家族みたいで、変に甘くて落ちつかない。
まるで私と飛駒が――。
「な、ないないない! そんなわけないし」
「ブツブツ何を言ってるんだよ」
「飛駒には一生分からなくていいこと」
ツンっと横を向いて、そのままテーブルの上のリモコンでテレビを付ける。
天気予報ぐらいしかやってなかったけど、そちらに興味をもったふりをして視線を逸らすしかできない。
飛駒が嫌いだからか、この空気が居心地が悪くて嫌だった。
「よし、食べたら歯を磨いて、ソファで待ってろ。ちょっとシャワー浴びたらすぐ行くからな」
食器を片づけようと立ち上がった飛駒を見て、慌てて食器を奪う。
すると驚いたように私を見た。
「……作ってもらったんだから洗うぐらいするし」
「あ、ああ」
「時間遅れるから早くシャワー浴びてきたら?」
ツンツンと可愛くない言い方に、飛駒はぷっと吹き出したけれど、『助かるよ』とお皿を集めて私に差し出した。