幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!

ばっかじゃないの。本当にばっかじゃないの。
見た目はイケメンに成長してても中身はガキのまんまなんて。

お玉を振り回し、脱衣所に放りこんでもまだ胸がドキドキしている。
良く考えたら、一歳年下なわけだし、ガキでもしょうがないんだよね。

「みゆおねえちゃん、……あんまり、にいにイジメないで」

心配した葵くんにまでそんなことを言われてしまう始末。

「大丈夫よ。アレが私と飛駒のコミュニケーションだから」
「こみゅにけーしょん?」
「遊んでただけってこと」

言い訳になってしまうのでそれ以上何も言わずに、私も飛駒がシャワーを浴びているうちにさっさと着替えを済ませた。

あーあ。すっぴん見られたら嫌だなあとか思ってたのに、すっぴんで向い合せでご飯食べちゃった。
客間の部屋、一応鍵はかけられたのに油断していた。

ため息を吐きながら、ぼさぼさの髪を一つに結んで編み込み、捩じってシュシュで纏めていると葵くんがこっちを見てボーっとしているのに気づいた。

「どうしたの?」

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