幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
「まほうみたい。まほうでぱぱぱーっとおひめさまみたいになった」
「ありがとう。葵くんのママの方が結ぶのは上手いんだよ。お腹の赤ちゃん、女の子だったらいいね」
「うん! うん!」
ぴょんぴょんとソファで飛び跳ねて喜ぶ葵くんに、私も嬉しくなってつい注意するのを忘れてしまった。
「こらー! ソファで跳ねたらダメだろ」
「うわーっ」
「ぎゃーっ」
怒られて慌てる葵くんとは別に、私はジーンズと上半身はタオルを首にかけただけの飛駒の姿に悲鳴をあげた。
「だから、ぎゃーっとはなんだ!」
「さーって、洗いもの、洗いもの」
「にいに、かみ、かわかさないと!」
私に絡もうとした飛駒を、葵くんがドライヤーを持って立ちはだかってくれた。
そのおかげで洗い物ができたのだったけれど、じいっとソファから私を見る飛駒の視線だけは感じられて、ちょっとだけ息苦しく感じた。
じろじろ見ないでほしい。