幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!


振り返ると、ニヤニヤしている飛駒の顔。

「……あんた、いつから起きてたの」
「もちろん、玄関が開いた時から」

「!」

最初からじゃん、と睨んだけど、目がまだとろっとしている。
だから嘘だと見抜けた。スリッパで起こしてしまったんだと思う。

「ご飯作ってくるからまだ眠ってていいよ。葵くんは瞳さんのお母さんがこっちに連れてくるってさ」

「え、いいの?」

「疲れてるんだもん。寝ときなよ」

落ちた本を拾ってテーブルに戻すと、腕を掴んでいた手が更に力を込めた。

「飛駒?」
「此処で寝てていいってことは、一緒に居ていいんだよな?」

嬉しそうに、それでいて言質を取ったと悪魔のように笑っている。

「だ、だめっ」
「なんで? すっげえ尽くすよ? 朝はキスで起こすし夜は腕枕するし、俺、料理もうまいし」
「聞いてない!」
「――大丈夫。エッチはまだ我慢するし」
「――っ!」
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