幼馴染と溺愛!?疑似結婚生活!
「……良かった」
仕事場の休憩室が一番安らげる。
「どうしたんですか?」
すかさず珈琲を入れてくれた七村先生が私の顔を心配げに覗きこんだ。
「ちょっとね。慣れない環境で疲れてるのかも」
「あー。やっぱ保育と子育ては違いますよね。大変そう」
「今日は三時半には葵くん到着するんでお願いします」
「任せて」
豪快に胸を叩くと、食べていたカップめんが逆流しそうになったのか一瞬慌てていた。
が、こんな豪快な七村先生だからこそ、信用できる。
「でも確かにちょっと疲れてる顔ですね。市井先生、次の休みいつですか?」
「……明日だ」
壁に貼られてある勤務表を見上げたら、丁度明日が休みだと書いている。
わー。嬉しい。だったら幼稚園からそのまま葵くんを瞳さんのところに連れて行ってあげられるし、その間私もちょっとゆっくりしよう。
でも問題は、葵くんではない。
……葵くんではないんだ。