【完】ファントム・ナイト -白銀ト気高キ王-



も、もう1回って……

あれだけ求めたのに足りないんですか、千瀬さん。



「うそだよ。

触れたいのはほんとだけど、はじめての人間に無理させたりしないって」



「……、恥ずかしいから揶揄わないで」



「はいはい、ごめん。

……次はクリスマスイブかな」



「……!」



クリスマスイブの約束も健在なの!?

いや、もちろん断ってはないからいいんだけど……!



っていうかまた下着新調しなきゃ……っ。

由真ちゃんと買い物行った時になんでひとつしか買わなかったんだわたし……! ……って、あれ?




「ねえ、千瀬」



「ん?」



「なんでわたしの下着が新調したものだってわかったの……?

わたしほかの下着見せたことなんてないわよね!?」



雰囲気に流されて気にとめてなかったけど……!

よくよく考えたらおかしい。見せたことなんてないのに。



「だって莉胡の家で普通に洗濯物干してあるじゃん。

……あと、莉胡は結構乙女思考だから。こういう展開になるの想定して買ってるだろうなと思って」



幼なじみの関係が仇(あだ)になってる……!

ぜんぶ見透かされちゃってるし、洗濯物干してるけど見られてるとか恥ずかしいし。



なんとなく気恥ずかしくなってきて千瀬に背を向けたら、「何してんの」とあきれた声。

察して……! 女の子の気持ちを察して!



< 231 / 232 >

この作品をシェア

pagetop