旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~



「お支払いは立花さまの方から、とおうかがいしておりますよ」

「えっ!?そうなんですか!?」

「えぇ。『派手すぎず地味すぎず、ドレスから靴、バッグ、と値段気にせず選んでやってほしい』とのお申し付けで。ヘアセットはサービスさせていただきますね」



れ、玲央さんが?しかも服だけじゃなく、装飾品まで……。

大丈夫かな、もしかしてあとで給料天引きとか?一ヶ月タダ働きしても払いきれないかもしれない。



不安にかられながら、されるがまま、あれじゃない、これじゃないと女性に着せ替えられていく。



そしてショップにやってきて1時間ちょっと。

やっと着替えもヘアセットも終わった私は、店内端の椅子に座る檜山さんの元へ急ぎ足で向かった。



「ひ、檜山さん……お待たせしました」

「本当ですよ。待ちくたびれまし、た……」



眠そうな顔でこちらを見た彼は、私の姿に驚き固まり凝視する。

彼がまるで『信じられない』とでもいうかのような態度になるのもそのはず。



私の身を包むのは、細身のシルエットと膝丈のスカートが大人っぽい、シャンパンゴールドカラーのワンピース。

そしてそれに合わせた色の高さのあるパンプスと、アクセントに紺色のクラッチバッグ。

いつも適当にまとめている髪は、綺麗に巻いて右側に流してある。



こんな格好、自分でも初めてで似合っているのかいないのか、よくわからなくなってしまう。



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