旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~
それから4日ほどが経ち、迎えた日曜日。
関さんとふたりでやってきた高級和食料理のお店では、向かい合う私と関さんの姿がある。
私たちの間の大きなテーブルには、ずらりと並べられた大量の料理たち。
その料理たちは、『ご馳走してやるよ』と言う関さんに対し、私が容赦なくいつもの調子であれもこれもと頼んだ結果だった。
「……なんだこれ。お前こんなに食べるの?」
「言ってませんでしたっけ。私超大食いなんです。関さんがご馳走してくれるっていうから甘えちゃいました」
とぼけるようににこりと笑って、目の前にあるお皿の上のお寿司を、まるでお菓子をつまむかのようにパクパクと軽く食べる。
そう、私なりの関さんへの戦い方。
それは素を全開にして彼を引かせるということだった。
自慢じゃないけど、この食べっぷりでこれまで何人もの異性を引かせてきた。
今まではそれが引け目に感じていたけれど、寧ろ彼が私から興味をなくしてくれるのなら。遠慮はいらないだろう、というわけだ。
お皿を空にして1枚、2枚、3枚と積み上げていくと、関さんは『うわー……』と予想通り引き気味な顔を見せた。