旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~



「そうですかって……どうするんですか?」

「俺と檜山が505号室に泊まる。杏璃は507号室だ」

「……別にふたり仲良く泊まればいいんじゃないですか。俺男同士でダブルベッドとか遠慮したいんですけど」



檜山さん……玲央さん相手にも意外と正直だなぁ。

そんな彼のマイペースな態度にも慣れているのだろう。玲央さんは「ワガママ言うな」と言いながら、5階でエレベーターを降り、部屋へ向かう。



手前から5つ目のドアを開ける玲央さんに、私も一緒になってその部屋をのぞく。

するとそこには目の前の海が一望できるほど大きな窓がある。



「わ……オーシャンビュー!」

「さすが。いい景色だな」



青く澄んだ綺麗な海に、ほれぼれとしてしまう。



「檜山さん、海行きましょう!早く!ね!」

「……子供ですか。ひとりで行ってくださいよ」

「悪いな檜山、頼んだ」



興奮気味に海を指差す私に、檜山さんは嫌そうな顔をして、そんな彼を玲央さんは苦笑いでなだめる。

そして私はすぐさま507号室に自分の荷物を置くと、檜山さんとともにホテルのすぐ裏にある海へと出た。







< 165 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop