旦那様と契約結婚!?~イケメン御曹司に拾われました~
「三浦さんは、正直言って変な人ですよね」
「へ、変ですか!?」
「えぇ。尋常じゃないくらい食べるし、年相応の落ち着きはないし、この前にいたってはなんでか関オーナーに口説かれてるし」
はっ!そういえばこの前の関さんとの一件の時、私を尾行してたって言っていたっけ……。
『あなたのせいであの日俺は』と叱られるのを想像して、身構える。
「けど最近立花社長がよく笑うようになったのは、そんなあなたといるからでしょうね」
「え……?」
ところが、檜山さんから続けられた言葉は、予想外の言葉。
私と、いるから……?
「そう、ですか?」
驚きながら問い返すと、彼は「えぇ」と頷く。
「あの人、愛想笑いは上手いですけど普段はどうも楽しいとか嬉しいとか、そういう表情が見えにくいというか。けど、あなたの前ではおかしそうに笑って、嬉しそうに話して……すごく、人間らしいと思えます」
その言葉とともに、檜山さんは小さな笑みをこぼす。
初めて見るその笑顔は、いつもの無愛想な顔からは想像つかないほど優しく、彼も彼なりに玲央さんのことを気にかけていたのだろうことを知る。
その想いを感じて、つられたように私も笑った。